ロドリゲス井之介・成田マナブ作 漫画「リセット」第3話「浮気」のネタバレ感想です。
恵梨菜に告白されたあと、流されるように彼女の部屋へ招待された秋山。
一見、清楚に見えるのに小悪魔的な魅力で、堅物だったサラリーマンを翻弄する姿が描かれています。
そして、恵梨菜の「本当の目的」が見え隠れするお話です。
「リセット」第3話「浮気」ネタバレ
恵梨菜の部屋へ入った秋山
真面目すぎる秋山は、当然ながら結婚後、女性の部屋に入ったことなどなかった。
あまりに緊張していた秋山に、部屋に入った途端に恵梨菜は小悪魔のようにその魅力を全開にしてきた。
「秋山さん、カワイイ」
中年男にそんな言葉でからかう恵梨菜だったが、途中、秋山が学生時代に専攻していたアーキクラムの論文についての話を持ち出した。
あたしも学生時代にアーキクラムを研究していた、とレプリカを見せる。
妻からの電話でわれに返る秋山
恵梨菜の魅力に頭がクラクラしていた秋山だったが、妻からの電話でやっと冷静さを取り戻した。
会社から部下のメールが来ていて、話がおかしいんじゃないの、という疑いの電話だった。
今日のことは、誰にも秘密にしてほしい、と頼んで秋山はようやく恵梨菜の毒牙から逃れた。
恵梨菜の本当の目的とは?
あれほど秋山に媚びる表情をしていた恵梨菜は、彼が帰った途端に別人のように醒めた表情になった。
「これで少しだけ目標に近づいた」
手元には秋山の盗撮写真と、「秋山順一郎に関するレポート」と題した情報があって・・・
※続きは本編で!
「リセット」第3話の感想
やっと、本性をあらわした恵梨菜。冴えない真面目なサラリーマンに「好きです♡」と近づいたのは、もちろん下心あってのことでした。
それにしても、何か犯罪の匂いがするラストでしたね・・・。「秋山順一郎に関するレポート」という怪しげな調査書類。
企業秘密を探りにきたスパイなのか、と一瞬思ったけれども「課長代理」という中途半端なポジションの秋山にさほど会社の権限もなく、別口だと思われます。
作中で出てきた、秋山が学生時代にまとめた建築に関する論文。あれが「恵梨菜が狙っているもの」でしょうか。
イギリスの建築集団アーキクラムのウォーキングタウン・レプリカ。
以前ロンドンに留学していた、という恵梨菜は、ひょっとすると「秋山の建築技術に関する何らかの能力」がほしいのかもしれません。
いずれせよ、恵梨菜はほしいもののために、秋山をうまく籠絡しようとしています。つづく。