片想いの牢獄で

漫画「片想いの牢獄で」のネタバレ結末まとめブログ。

薔薇色ノ約束 1巻のネタバレ感想 宮坂香帆

宮坂香帆先生の漫画「薔薇色ノ約束」は、ノスタルジックな雰囲気漂う愛の物語。

天涯孤独の身となった伯爵令嬢が継母のいじめを受け、自由を選ぶために強引で不遜な名門公爵家の男に嫁ぐ、というハーレクインの契約結婚みたいな王道のラブロマンスです。

こちらでは第一巻のネタバレ感想をご案内します。

「薔薇色ノ約束」1巻のネタバレ

天涯孤独の伯爵令嬢と謎の青年

 

六条伯爵家令嬢・彩葉は父を亡くし、強欲な継母と連れ子の冷たい姉しかいない屋敷で泣いていた。

庭で小鳥のヒナを助けた彩葉は、見慣れない軍服を着た青年と出会う。

 

彼は池に落ちそうになった彩葉を助けてはくれたが、「礼なら言葉ではなく、くちづけを」などと傲岸不遜な態度をとり、あまりの無礼さに彩葉は彼をひっぱたいた。

 

だが、青年は怒るどころか「逃げるなよ、お姫様」と去っていく。

 

継母に縁談をおしつけられる

継母は彩葉のことを疎んじており、「傷物の娘」を中年で金持ちの男に嫁がせようとし縁談をすすめた。

 

彩葉の背中には、幼いころの事故で大きな傷跡が残っており、とても嫁にいけるような体ではない。

それでもいい、という相手がいるのなら「ありがたく思わなくちゃね」と、意地悪く継母が笑う。

 

厄介払い、そしてカネ目当ての縁談。でも、家のためなら仕方ない・・・と彩葉はあきらめるほかなかった。


名門・不知火侯爵の舞踏会へ


名門・不知火侯爵嫡家の男・烈が花嫁候補を選ぶための舞踏会が催され、なぜか招待状が彩葉のもとに届く。

 

だが、継母がそれを許すはずもなく、彩葉のかわりに自分の娘の葉子を送り込むことにした。

毎年、誕生日近くになると贈られてくる赤いバラの花束と、同じバラが添えられた招待状。

 

彩葉はそれがとても気になり、結局、不知火侯爵の舞踏会へこっそり忍び込む。

あの薔薇の人がもしいたら・・・この家からわたしを救い出してくれるかもしれない。

 

そんな淡い期待をもって入り込んだが、先日出会った無礼な男に見つかってしまう。

成り行きで、彼と舞踏会でダンスをしてしまった彩葉は、彼こそが「不知火 烈」本人だとまだ知らなかった。

 

不知火 烈からの結婚申し込み

 

屋敷に突然、「不知火 烈」が訪問して彩葉に婚姻の申し入れをしてきた。

その男が不知火侯爵嫡男だと知って驚く彩葉、そして継母は「縁談相手はすでに決まって、援助も受けている」と答えを渋る。

 

「あんたの義娘、言い値で買おう」

継母の意図を見抜き、金で解決できるならいくらでも払ってやる、という烈の態度に呆れ返る彩葉。

 

だが、彩葉の意思が斟酌されることなどなく、大金が手に入るなら、と継母は烈の申し出を受けてしまった。

まるでモノのように扱われる状況に、彩葉は我慢ならなかったが、一生継母の下で自由のない人生を送るよりはいいと縁談を承諾した。


金で買われた花嫁なのに・・・戸惑う心

 

烈の婚約者として花嫁修業をするために、早速不知火の屋敷へ移された彩葉は、名門家の豪華な屋敷と大きさに圧倒される。

何もかもレベルが違う豪奢さに怖気づきそうになる彩葉だったが、「烈が自分を金で買ったこと」「自由を守るために傷跡を隠すこと」を決して忘れなかった。

 

けれど烈は何かと彩葉にかまってきて、彼が時折見せる優しい目や微笑みに胸がドキドキしてしまう。

 

婚約披露の祝賀会でも、彩葉に恥をかかせようとした義理の姉から守ってくれた烈。

その目に見つめられると、逆らえなくなってーー


「薔薇色ノ約束」1巻の感想

 

大正っぽい時代設定で、伯爵令嬢に侯爵様、とクラシックなロマンス満ち溢れる世界。

シンデレラのように継母と義姉にいじめられている天涯孤独のお姫様を、プリンスが迎えにくる、という王道の玉の輿展開がめっちゃオイシイです。

さらに「イケメン + 俺様 + 軍服」好きにはたまりませんねー。

 

彩葉は気が強いのを通り越してヒロインとしてはちょっと意地っ張りすぎかなあ、という性格なんですが、相手の烈も負けずに俺様強引男なので、ちょうどいいかも(笑)

 

彩葉の背中には、本人も覚えてない幼いころの「事故」の傷跡が大きく残っており、その記憶がときどき浮かび上がってきては「赤い薔薇」と「少年」につながっています。

毎年届く赤い薔薇の花束、舞踏会の招待状に添えられた一輪の赤薔薇、そして烈からほのかに香る薔薇の香り・・・ここまでくれば『烈が運命の人』だっていう伏線なのはわかります。

 

烈は本当は彩葉の過去を知っているんじゃないかなー、と予想。例の傷跡も、彼が関わってるんじゃないかしらん。

失われた記憶の中に隠された秘密、そして烈がなぜこれほどまでに彩葉に執着するのか(表面上はクールに接してますが、執着しまくっているのはあきらか)がわかるのは2巻以降ですかね・・・。