片想いの牢獄で

漫画「片想いの牢獄で」のネタバレ結末まとめブログ。

漫画「毒親を持った子供たち~幸せを呼ぶ赤ちゃんポスト~」ネタバレ感想

漫画「毒親を持った子供たち~幸せを呼ぶ赤ちゃんポスト~」は、国営「赤ちゃんポスト」に息子を投函した母親が、30年後に引き取って自分の老後を見させようとするお話です。

国から最高の環境で養育された子供たちは、大人になって「エリート」になっていたが・・・手痛いしっぺ返しをくらいます。

「毒親を持った子供たち~幸せを呼ぶ赤ちゃんポスト~」ネタバレ

 

男に頼ってラクして生きたい!という刹那的な人生を送っていたリナは、ある日子供ができてしまう。

最近できた「幸せを呼ぶ赤ちゃんポスト」に放り込んでおけば、あとは国が手厚く育ててくれるだろうと、あっさり生まれてきたばかりの息子を捨ててしまった。

 

世話ばかりかかる赤ん坊なんていらないし、これまでと同じように自由に生きられる。赤ん坊は赤ん坊で、国にしっかりケアされて教育も授けられるしで、お互いにWin-Win。

 

30年が過ぎたあと、赤ちゃんポストの子供たちは大人になってエリート集団を形成していた。最高の教育を受けた彼らは優秀で、各方面で業績を残し、国民からも手放しで称賛されていた。

 

だが、リナはすっかり老いて貧乏になり、「面倒を見てくれる息子」を国から取り返そうと考える。

 

他収録作品

この漫画は短編漫画集になっており、表題作のほかに2編が収録されています。簡単なあらすじをご案内します。

「私はママのオモチャなの?」のあらすじ

 

幼いころから何をするにも母親にすべてを決めてもらって生きてきたりえ。
ママの言うことには間違いなんてない。そう思って初めて好きになった男の子を逃し、母べったりの人生にハマって転落していく。


「暴走と御姫様(プリンセス)とゴキブリ!?」のあらすじ

 

キラキラネームを飛び越して、虐待ネーム!? とんでもない名前をつけられてしまった子供たちの、不幸な人生を眺めながら「わたしの娘は普通の名前」と、ママ友たちに優越感を感じながら悦に入っていた母親。しかし、自分の娘の名前にも、まずい点が・・・


感想

どこまでも自己中で身勝手な母親にドン引きでしたが、「優秀に育った息子」もかなりヤバイ感じでした。

「いらなくなったら、捨てればいい」という、安易な価値観がまんえんしてしまった世界。そこには人情だとか、血の繋がりによるあたたかさは通用しません。

 

若い頃に好き勝手して遊んだツケを、リナは払わされることになります。

 

少子高齢化が進む日本社会で、ちゃくちゃくと準備された政府の「最もすぐれた政策」がこわすぎ。

優れた若者たちを生み出すための「幸せの赤ちゃんポスト」と対になるのは、老いていらなくなったリナのような存在なのか。

 

日本の未来のディストピアが描かれているようで、まるでミニドラマを観ているような気分になりました。

他作品もおもしろかったですが、やはり一番良かったのはこの表題作です。

 

 

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